開催報告
Report

2020年1月19日超音波観察装置 エコー初心者セミナー開催報告

開催
2020年1月19日(日)
講師
徳田 仁志 先生
セミナーの様子

令和元年を終え、ついに東京オリンピックの年となる令和2年(2020年)となりました。 今年は暖冬と言われておりましたが、今回のセミナー前日には東京でも雪がチラつく等とされ、寒さが強く残る日での開催となりました。

今回は『特別セミナー』とさせて頂き、上肢・下肢といった観察では無く〝足関節〟のみを観察対象としたセミナーを開催いたしました。

さて、今回のセミナー講師を務めて頂きますのは、(一社)日本超音波骨軟組織学会(略称JSBM)の理事であり、また学会の認定講師としてご活躍されております、石川県の徳田仁志 先生です。 徳田先生は石川県で接骨院を開業されている傍ら、札幌医科大学や金沢大学大学院に籍を置かれ、臨床と基礎研究に取り組まれているなど、日々、ご自身の研鑽に努められている先生です。

また、院長を務める接骨院では、韓国の整形外科病院リハビリ室との姉妹提携なども結ばれ、ソウルでの定期的なセミナーも実施されている等、非常に多忙な先生であります。
今回のセミナーでは、「足関節の観察」として開催され、解剖や数多くの症例、また観察方法などを講義いただき、非常に内容の濃いセミナーとして実施されました。

 

セミナーの様子

まず初めに、柔整業界の現状として、全国の柔道整復施術所数や柔道整復師の人数などを纏められた統計資料をご紹介いただき、柔整師の開業は減少傾向にあるものの、柔整師としての人数は着実に増えていると話がありました。 その中で、開業とするには他院との差別化が重要であり、その一助として超音波は欠かせないものであるとの話をいただきました。
そうした上で、如何に超音波を施術に組み込ませるのか等を、徳田先生の経験や体験を元に臨床現場ならではの細かなお話をして頂き、受講者は熱心に傾聴されていました。

 

セミナーの様子

後、今回のセミナーにおけるメイン観察部位である〝足関節〟より、「ATFL:前距腓靭帯」の観察法からスタートしました。 健常例から症例まで紹介いただき、また、どのようにエコーで観察をし、どのような状態になっていたら損傷とみなすか等、事細かに講義いただき、講義後には実際の描出法としてデモンストレーションをして頂きました。

 

セミナーの様子
セミナーの様子 セミナーの様子
セミナーの様子 セミナーの様子

前距腓靭帯の観察後には、「AITFL:前下脛腓靱帯」、「CFL:踵腓靭帯」、「BFL:二分靭帯」の他、第5中足骨、三角靭帯やアキレス腱など、足関節で良くみられる損傷例をご紹介いただきました。 いずれも腱常例と症例画像、また解剖画像を見比べての講義であった他、症例毎に描出方法のデモンストレーションをして頂くなどとして頂き、非常に分かりやすい内容でありました。

 

セミナーの様子 セミナーの様子
セミナーの様子 セミナーの様子
セミナーの様子 セミナーの様子

 

セミナーの最後には、徳田先生が十八番とされる製作動画をご披露いただき、今回も大盛況のうちにセミナーを終える事となりました。 セミナー後には多くの質問の他、SSBスタッフへの実際の引き合いのご相談等も多くいただき、非常に活気のあるセミナーとする事が出来ました。

セミナーの様子 セミナーの様子

 

次回は、来月の2月9日に開催いたします。
内容は観察部位を『 上肢 』として実施いたします。 超音波の有用性の他、実際の活用例、またプローブの持ち方など、正にこれから導入されようとされる方に向けた分かりやすい内容で実施いたします。 もちろん、弊社でエコーをご購入された方でも、使い方の見直しや、他院での活用例、描出法などを習得されに参加いただいても問題ございません。
※(他社で購入されたエコーをご使用の方のご参加は、恐れ入りますがご参加をご遠慮いただいております)

講師には、日本超音波骨軟組織学会の理事であり、また学会の認定講師でもある山本幸治 先生をお招きしております。 山本先生は、岐阜県で接骨院を開業されている先生です。 経歴には、アメリカシカゴ ナショナルカイロプラクティック大学(現ナショナル健康科学大学)にて短期留学をされる他、日本では早稲田大学大学院 人間科学研究科(生命・医科学領域、スポーツ科学)を修了されるなど、勉学に非常に熱心な先生です。 また、一般社団法人日本超音波骨軟組織学会の理事職にも就かれており、ご自身の勉学に於いて常に研鑽に励んでおられます。
必ず翌日の診療に役立つ話しを拝聴できると思いますので、奮ってのお申込みをスタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

ご来場者様によるご感想

いただいたご感想の中から一部のみご紹介させて頂きます。

  • 損傷画像もあり分かり易かったです。
  • SNSなどで、エコーを使用している事を発信したい場合に、医師サイドから注意されないような上手な言い回しの例があれば教えて頂きたいです。
  • 動画などでの説明でわかりやすかったです。ありがとうございました。
  • 大変良い勉強会でした。
徳田 仁志(とくだ よしゆき)先生
かなざわみなみ接骨院 院長
ホームページURL:http://kanamina.net/
(一社)日本超音波骨軟組織学会 理事
金沢徒手医学療法研究会 会長
金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科 医学専攻 機能解剖学分野(博士課程)
札幌医科大学 医学部 解剖学第二講座(訪問研究員)
学位
修士(医科学)
学士(教養)
取得資格等【医療系】
柔道整復師(厚生労働省認定)
臨床運動器系超音波技師((一社)JSBM日本超音波骨軟組織学会認定)
健康福祉運動指導者(放送大学エキスパート認定)
赤十字救急法救急員(日本赤十字社認定)
柔道整復師卒後臨床研修施設(柔道整復研修試験財団認定)

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