- レントゲンより見えますか?
- 超音波画像診断装置(エコー)は、レントゲンとは原理が違います。骨は表面形状が描出され微細な骨折の転位や剥離骨折も観察できますが、骨の内部を観察することはできません。
その反面、レントゲンで観る事の出来ない軟部組織、軟骨・腱・靭帯・関節包・神経・血管などの観察ができます。なにより被爆の影響がないため、安全に観察することができます。
- 超音波の勉強会はありますか?
- 弊社主催の超音波勉強会を各地で開催しています。
それ以外にも、日本超音波骨軟組織学会が主催する初心者からのセミナー等があります。この学会は、柔道整復師の先生が中心となって運営されている学会です。
どちらも弊社営業担当にご連絡頂ければ、お近くでの開催をご案内できますので、奮ってご参加ください。
- 超音波をスポーツ大会などへ持ち出すことはできますか?
- 可能です。最近の超音波画像診断装置(エコー)は、コンパクトになってパソコンのようにバッテリー駆動もできるタイプがあります。被爆の心配がありませんから、フィールドでも使う事ができます。
野球検診や柔道大会、マラソン大会などですでに多くの方が活用されています。
- 超音波で撮った画像をパソコンで観られますか?
- 超音波画像診断装置(エコー)から、Windows形式で出力することで観ることができます。また、弊社で開発した柔道整復師向け超音波画像ファイリングシステム「ウルトラ三四郎Next」をご利用いただくと、超音波画像診断装置(エコー)に蓄えられた画像データを、USBメモリなどの外部記憶媒体を介しパーソナルコンピュータに取り込み、データベースで簡単に管理することができます。
- 故障した場合はどのようにしたらよいですか?
- 弊社営業担当にご連絡頂ければ、各メーカー修理部門と連携して、ただちに対処いたします。また、それ以外のことでもご不明の点など、お気軽にご相談ください。
- 柔道整復師が超音波を使う事に問題は?
- 厚労省の通達では、平成15年9月9日付け医政医発第0909001号厚生労働省医政局医事課長通知の追認として、平成22年12月15日に厚生労働省医政局医事課より「検査自体に人体に対する危険性がなく、かつ、柔道整復師が施術に関わる判断の参考とする超音波検査については、柔道整復の業務の中で行われていることもあり、柔道整復師が施術所において実施したとしても関係法令に反するものではないものと解している」と記載されています。
- 超音波を勉強する時のよい教科書はありますか?
- 柔道整復師が中心となって編纂された、
- 入門 運動器の超音波観察法 実技編 プローブ走査を中心に
- 一般社団法人日本超音波骨軟組織学会 (編集)
- 医歯薬出版株式会社
- ISBN978-4-263-24077-9
- 超音波でわかる運動器疾患−診断のテクニック
- 皆川 洋至
- メジカルビュー社
- ISBN978-4-7583-1032-1 C3047
- 運動療法のための運動器超音波機能解剖 拘縮治療との接点
- 林 典雄
- 文光堂
- ISBN978-4-8306-4518-1
- 超音波が上手くなるためにはどうしたらよいのでしょうか?
- 他の分野でもそうだと思いますが、いちばんの近道は毎日超音波での観察を続ける事です。技術を習得してから始めようではいつまでたっても上達は望めません。仲間を集めて研鑽するのもひとつの方法だと思います。勉強会の実施等につきましては、何なりとご相談ください。
- 超音波ではどのくらいの深さまでみられるの?
- 超音波についているプローブ(探触子)の種類や調整にもよりますが、主に運動器で使われるリニア型高周波プローブの場合、4~6cm程度、コンベックス型プローブを利用すると、15~20cm程度といったところです。
- ドプラ機能とはなんですか?
- 血流の速度や方向を測定する機能です。運動器の超音波観察では、炎症による毛細血管の拡張や新生血管の観察に利用され、修復過程を客観的にとらえることができます。また、早期の関節リウマチ(RA)の疑いを発見する事にも役立っています。
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